蓄膿症の原因

蓄膿症の原因

鼻炎を繰り返すことで、鼻腔内に細菌感染してしまうことが、蓄膿症の原因です。

 

鼻炎になるとどうしても細菌感染を起こしやすくなりますし、子供の場合は、気にして鼻に指を入れたりしてしまいがちです。

 

そうすると、手指からの感染リスクも上がります。

 

ですから、予防方法としては鼻炎を防ぐことと、手指でいじったりせず清潔を保つことでしょう。

 

鼻炎の予防方法としては、まずは、風邪予防と同じ対策を取りましょう。

 

乾燥をふせぐこと、手洗いうがいをマメにすること、ビタミンなどの栄養をとって粘膜を強くすること、必要に応じてマスクを使うことです。

 

アレルギー対策も、同様の対策が有効です。更に、こまめに掃除をする、花粉症であれば花粉症対策をしましょう。

 

外出の時は、マスクを使う。外から帰ったらコートは玄関先で払い家の中に花粉を持ち込まないようにしましょう。外出後、シャワーを浴びることも有効です。

 

鼻炎にかかる機会を減らすことで、蓄膿症になるリスクは軽減されます。当たり前のようで、意外とできないのが、バランスのよい食事かもしれません。

 

薬だけで治療しても、ビタミンやアミノ酸不足のままでは、繰り返すことが多いのです。

 

栄養不足では、体の免疫機能が低下してしまいますし、回復力も上がりません。果物や、緑黄色野菜を取ることをこころがけましょう。

 

粘膜の再生に欠かせない栄養素は、ビタミンCやアミノ酸です。昔から、大根を食べると風邪をひかないとか、かぼちゃのおしるこを冬至に食べるとか、冬に向かって栄養をつけるという食文化がありますが、乾燥が進んで風邪をひきやすくなる季節にこのような食品を取ることは理にかなっているといえます。

 

必要な栄養を摂り、睡眠をしっかりとることで、風邪予防、鼻炎予防、ひいては蓄膿症予防にもなるということです。

 

ただ、蓄膿症には骨格的になりやすい人がいます。

 

もともと、鼻中隔といって鼻の真ん中を通る壁のカーブがきついと、鼻づまりや炎症が起きやすく、蓄膿症になりやすいと言われています。
→蓄膿症の自覚症状