蓄膿症の臭い
蓄膿症の臭いは鼻が詰まっている状態のため、自分で気づきにくい場合もありますが、多くの人は蓄膿症になると臭いを感じるようになります。
軽度な場合はなんかクサイかな、と感じる程度ですが、蓄膿症の症状が進むにつれ、さらに強く臭いを感じるようになってきます。この臭いは人によって感じ方は様々ですが、ドブのようなナンプラーのような、何とも言えない臭いです。
臭いの原因は膿の中に含まれている黄色ブドウ球菌だと言われています。
黄色ブドウ球菌は普段は細菌をやっつける働きをしてくれますが、炎症が起きるとそれに反応し、すごい勢いで増殖します。その為、蓄膿症の症状が悪化すればするほど、鼻の中の臭いは強く感じるようになるのです。
この臭いによって、気分が悪くなったり集中力がなくなり、他人に臭うのではないか、といった不安も出てきます。実際に他人が臭いを感じるのはかなり重症化した時ですが、やはり心配になりますよね。
蓄膿症が悪化すると、鼻から呼吸ができないため口呼吸になります。
その為、鼻からだけでなく口からも蓄膿症特有の臭いがする場合があります。
また、口呼吸をすることによってドライマウスになり、普段は唾液の免疫作用によって殺されていた細菌などが大量繁殖することにより、蓄膿症の臭いだけでなく、口臭もするようになります。
この臭いの対処法は蓄膿症を治すことしかありません。
蓄膿症を治療することで膿が減り、臭いの原因がなくなるのです。
他人から臭いを指摘される前に早めに治療したいですね。
→頭痛と蓄膿症の関係