頭痛と蓄膿症
蓄膿症の主な症状の一つに頭痛があります。
しかし蓄膿症が頭痛の原因だと考える人は少ないと思います。
頭が痛くて鼻水が出るというのは風邪にはよくある症状だからです。
鼻風邪が長引いて頭痛もなかなか収まらない、これはいつもの風邪と少し様子がちがう、そう思って受診して蓄膿症による頭痛だと診断されるケースはよくあることです。
この蓄膿症から来る頭痛は、風邪からくる頭痛と違っていくつかの特徴があります。
・頭を下げたり下を向くと頭痛の症状が表れる
・目の奥や頬に痛みを感じる
・鼻汁が出るようになった時期に頭痛が起きはじめた
・普段の頭痛とは違い症状が長く出ている
・朝起きた時に激しい痛みを生じる
これらは蓄膿症による頭痛の主な症状です。
上記の症状を感じた場合には、激しい頭痛を伴う前に治療することが大切です。
また、赤ちゃんでも蓄膿症による頭痛を感じることがあります。
その場合は言葉で説明できないことがありますので、鼻水の様子を注意して見るようにしましょう。
黄色い鼻水や緑色の鼻水が続き、機嫌が悪く夜あまり眠れない場合は頭痛を伴う蓄膿症にかかっている可能性がありますので、できるだけ早めに受診しましょう。
蓄膿症からくる頭痛の改善法は、薬のほかにツボ押しがあります。
風知という後頭部中央の凹みと耳の骨を結んだ中央辺りのツボは頭痛に効果があります。
ツボ押しの方法は一番力が入りやすい指で三秒ほどグリグリと押してゆっくり離す、を何度か繰り返します。
これを頭痛を感じた時に試してみてください。薬と一緒に取り入れると効果がより期待できます。
→蓄膿症チェック診断